考えない練習
/ 小学館 / 小学館 /
結構難しい本です。
著者は「考えるな!感じよ!」とスターウォーズのジェダイマスターのようなこと
をおっしゃる。
そして、感覚を研ぎ澄まし、自分と自分を取り巻く環境をあたかも俯瞰するかのよう
にとらえよとおっしゃる。
確かに、目先の事象に右往左往しなくなるという効果があると思いますし、
木だけでなくて森もながめよ、という話としても納得できるところです。
ただ、生き馬の目を抜く競争社会の現代日本で、競争に勝とうとすること自体が「苦」
なのだ〜みたいな感性にはなかなか到達できそうにないです。
そういう意味で、私には難しい本でした。
む、難しい・・・。
成果主義やらなんやらであれこれ考えて悩んでいる最中、パラパラっと見て購入。「書く」というところが気に入ったので。ただ、アタマから読んでいくとこれがくたびれて仕方ない。「考えない、感じるためにはどうすべきか」と逆に考えすぎてしまいそうだった。難しい、今の私には・・。「考えない」とは?と考えていることが論理矛盾なのです、っていうのは考えすぎなんだろうか・・。
この表紙の著者のように、頭をちょっと傾けて目を閉じて・・・これが意外に落ち着くポーズとわかってちょいちょい真似をしている。もう少し時間を置いてゆっくり読みたいと思います。今は自分の事だけで必死です。
作者の経歴と署名に・・・
この作者の経歴―東京大学教養学部出身・僧侶―に踊らされているのではないでしょうか?
もう一つはこの『考えない練習』というタイトルに。
道元禅師や白隠禅師の名著を読めば、書いてあることは少し違うような気がしました。
「考えない練習」というより、「逃げる練習」のような気がします。
私は以下の『白隠禅師坐禅和讃』の一節のほうに多くものが含まれていると感じました。
衆生本来仏なり
水と氷の如くにて
水を離れて氷なく
衆生の外に仏なし
超初心者の仏教入門としても
自分はほとんど仏教に関する知識はなく、ただ最近フラストレーションが溜まっていたところこの本を手に取り読み、感銘を受けました。
釈迦の教えというのはこんなに機能的だったのかと驚くばかりです。
仏教に目覚めなくとも、釈迦の教えを機能的に使って気持ちを楽にしよう。という内容です。これを実践できれば簡単にいえば集中力アップや対人関係がよくなる。といった感じですかね。
自分がわからなくなった私へ
自分が見えなくなった私を第三者の立場から見ることができた本です。
イライラして、小さなことが気になり、自分がどのように進めばいいのか解らなくなり、恋人、友人、両親との関係に遠慮がちになり、心が狭くなっていました。
一行目からすーっと気持ちが軽くなっていきました。
自分がどんな状態なのかわかってきました。
とても素直に受け入れられます。
作者さんとお話をしているような本です。
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2009年 2/17号 [雑誌]
/ 日経BP出版センター / 日経BP出版センター /
最近の勉強法、勉強術ブームに警鐘を鳴らす
今号の特集は、勉強法。
最近の勉強法、勉強術ブームに警鐘を鳴らすいい記事。
自己診断チェックリストがあったので試してみたら、typeBで、難易度アップが必要と出た。確かに、そうかも。最近難しい勉強してないもんなぁ。
そのほかビジネス書編集者の覆面座談会も掲載されているが、覆面の割にはあまり突っ込んだ話がない。
劇団ひとりのインタビューはいい。自己啓発芸人とは知らなかった。ポメラまで使っているなんて。
第2特集の日本語表現力トレーニングも参考になる。文書を作る機会が多いので、じっくり読んでみよう。
材料の書き方
P.68の曖昧さを排除する文章クイズでは、
間違えやすい日本語表現を教えてもらえるので、是非ご確認を。
要素の並び替え、句読点の打ち方、接続詞の選び方。
現在形と過去形をミックスした文章法も活用できる。
文体を単調にしたくない場合、
「です・ます」調と、「だ・である」調を混在させる時がありますが、
その時に気をつける基本ルールも学べる。
何をどのように学ぶか
私は最近FPの資格を取得し、現在は簿記と英語の勉強をしています。
とにかく、すこしでも役に立ちそうな資格を取得しなければサラリーマンは生き残れないと思っています。
資格マニアや、セミナーマニアは結構多いのではないでしょうか?
甲論乙駁では、目標設定は必要?ポジティブシンキングは必要か?勉強会は重要?速読は習得すべきか?など、各界の著名人の意見がとても参考になります。
特集「ビジネス文書の達人になる、日本語表現力トレーニング」は役に立ちます。
コミュニケーションが取れなければ、いくら仕事ができても高い評価はもらえませんよね。
啓発本に対する警鐘
啓発本、脳トレ、ポジティブシンキングのブームに警鐘を鳴らしつつ、
より良い勉強法について論評されています。
啓発本との上手な付き合い方について、考えさせられる内容でした。
私自身、啓発本はよく読みます。
啓発本は基本的に人間賛歌であり、心地よい読了感を与えてくれます。
一方、職業知識を増やす専門書は、難解で味気ないものがほとんど。
そのため、ついつい啓発本を好んで読んでしまいがち。
この傾向が強くなると理想主義者や、
それっぽい事を言うだけの駄目マネージャーになってしまうのだろうなぁ、
と考えさせられました。
当雑誌では、そのような危険性を指摘しつつ、
「専門能力の伸長」と「自己啓発」のバランスを保つ
より良い手段について論じられています。
啓発本を好んで読まれる方には気付きの多い特集だと思います。