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セラピー文化の社会学 ネットワークビジネス自己啓発トラウマ
/ 勁草書房 / 勁草書房 /
うーむ。これが博論か。
東大本郷社会学の博論だと思って期待して読むと、少し拍子抜けします。現場インタビューを売りにしているように冒頭に書いてあるけど、ほとんど文献調査みたいなもの。本書はライトな書き口で、私は著者のそのようなスタンスには共感しているし、選択されたテーマもきわめて興味深いものだけれど、「弱い自己」による権力関係の転倒っていう分析は、公民権運動+医療化(責任免除化)の論理で既に説明されているようにも見える。印象論として言うと新鮮味はない。まぁ、この本はよくできたWikipediaの記事みたいな内容だ。ただしこれは悪い意味で言っているのではなく、参照しやすいデータベースとして良質という意味。未邦訳文献のリファーもまあまああるし。
難しそうなタイトルにせず、一般普及させればいいかも。現代人必読?
文化とか社会学とかこの表紙の雰囲気や文章はちょっと敷居が高く一見みえるが、ごく身近な常識や価値観や世の流れについて、洞察・分析されていて、役にたった。自分で色々考えて判断していきたいので。
巷に溢れるポジティブシンキングとか引き寄せの法則とかカルマとか、??と思う事があった。
出所は、アメリカの自由競争・資本主義がベースにあって、それに都合がいいからだったとか。
それは強く願って行動すれば、誰でも健康で裕福で人間関係に恵まれると錯覚させるが、
確実にそれは勝者・敗者を分け、敗者はポジティブな思いが足りないかったせいだけにされると。
あと一部の自己啓発セミナーとか問題になっているが、
代替医療や会社でも似たような事あるよなとか思ってた。
確かに自分が諦めてしまったらそこで終わりなので一理あるが、全てポジティブシンキンブで
うまくいく、いつも前向きに思えないのはいけない、というのは、不自然すぎるし真実でないと思う。
辛い時に無理に前向きになろうとすると、余計辛くなったり、自分を責めたりと逆効果。
かたや、PTSDやACという言葉が広く認知され、それは個人を逆に免責する定義・流れだと。
確かに幼児が虐待されるのは本人の責任ではないし、例えば無差別殺人事件の被害者は本当に
当人に責任がないと思う。それで鬱や精神障害になってしまったら、福祉やサポートがあっても
よいと思う。それを、カルマだとか、引き寄せの法則で全て片付けるのはおかしいと思っていた。
スピリチュアルの江原さんだって、事件や虐待はカルマだとか言ってたのに、
自分がマスコミバッシングの対象になった時は、カルマだとか自分が未熟だからと言わずに、
憤慨していたよ、確か雑誌のトークで。
が、虐待の被害者だから、そういう不公平な社会が悪いから殺人を犯しても免責される、
とか、イジメをしてもよいというのは、いきすぎだと思う。
いつでも感情的にならずに誰にも迷惑かけず、傷つけないという事は不可能だし、
自分も含め間違いを犯してしまう事もあるが、winwinが基本に変わりはない。
あまりに反社会的行動の正当化に濫用されないといいと思う。
安易なポジティブ・自己責任一辺倒、安易な免責・他責一辺倒は違うと思ってたので、
色々具体例をもって考察してくれてあったので、読んでためになった。
「強い自己」から「弱い自己」へ
1.この本の内容
本書で主に取り上げられているネットワークビジネス、自己啓発セミナー、トラウマサバイバー運動は、我々の価値観を体現しているセラピーであるが、社会を抑圧的に考えるか、自己責任なのかで異なる。大まかな方向性としては、ネットワークビジネスや自己啓発セミナーのように自己責任を強調する「強い自己」から、トラウマサバイバー運動などが基調としている「弱い自己」への方向性があり、社会変革が起こる可能性が高まっている。このような大まかな流れだけではなく、それぞれのテーマについての詳しい内容が書かれている。
2.評価
ネットワークビジネスに関連して、自己啓発本の内容が実はアメリカの宗教である、ニューソート派がベースになっていたり、トラウマサバイバー運動がひきこもり擁護や犯罪被害者のケアに広がっていたりすることなど、社会学的な記述もさることながら、現代社会を考える上で有益なアイデアが詰まっている本なので、星5つ。
セラピー文化の可能性
セラピー文化(心理学・心理療法的な知識や技法を活用した実践の総体)の興隆を、実態調査にもとづき分析することで、現代社会における心理主義的な発想の浸透の意味を問い、また日本人のライフスタイルや自己観や価値観の変容についての考察を行なった著作である。著者の博士論文がベースとなっている。
事例として、@ネットワークビジネス(アムウェイ等)、A自己啓発セミナー、Bトラウマ・サバイバー運動(アル中患者の自助団体から各種の「被害者の会」まで、「傷ついた」人たちによる当事者ネットワーク活動のすべて)、という三つが取り上げられ、それぞれの思想的・組織的な性格の異同が比較検討される。フィールドワークと文献調査とネット検索を適宜遂行した個々の活動の現状報告は、よくまとまっており、考察も手堅く信頼できる。
@は、「思考は現実化」するという非常にポジティブな理念を共有しており、その思想的な淵源は、米国で19世紀末頃に勃興してきたニューソートに溯る。前向きの成果主義に基づき資本主義社会のなかで物質的な富を獲得し「成功」することを目標とするので、社会批判力はゼロに近い。Aは、短期的なグループ体験により自己を抑圧する社会的・心理的な障壁を除去するための実践であり、マズローなどの人間性心理学やヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントの普及版、といった趣がある。自己と社会の関係性を問い直す面もあるが、自分の身にふりかかることは全て自己の責任である、とする考え方を徹底させ、また自己変容が重視されるので、やはり社会変革の可能性には乏しい。Bは、トラウマからの救済を、自己免責的な論理にもとづく当事者の語り合いや痛みの共感によって達成しようとする運動であり、アルコール・アノニマスの「十二ステップ式自助グループ」を多く採用し、また「アダルト・チルドレン」の社会問題化により世間的に広く認知され受容されてきたといえる。これは、他者との争い一般に傷ついた個人の生をありのままに肯定するという志向性があり、ネオ・リベラリズムを基調とする現代社会の規範に対して「ノー」と言いいうる批判力を持っている。
本書の結論は、@、Aのような、「強い自己」を尊ぶセラピー文化が今だ主流派でありながらも、Bのような、「弱い自己」のプレゼンスの拡大のなかにこそ、現代日本人の世界観の変化が読み取れるのではないか、という問題提議におおよそ帰着していく。著者も危惧するように、これは被害者意識の野放図な拡大ともパラレルなので(「クレーマー」の異常発生)、あまり喜べる話ではないように思えるが、ともかく、「負けてもOK」みたいな心意が一定程度存在している世の中の方が、はるかに暮らしやすいので、この傾向は好ましかろう。
また、著者はセラピー文化を現代における「宗教」の代替物としても掘り下げて考察しており、興味深かった。相対的に隔離された環境で「常識」を再構築しようとする集団的実践は、どうしても「宗教」くさく見えてしまう。その心理的な側面がある種の「霊的」なものにまで昇華され、さらにカリスマティックな指導者まで登場してくれば、それはもう「宗教」だろう。その「セラピー文化」から「宗教」への移行はいかにして起こるか、あるいは「宗教」が「セラピー」的なものへと権力を奪取されるのはなぜなのか、といった問題を考える上で、本書はとても参考になる。
5×5マスで夢がかなう! 倍速実現マップ
/ ダイヤモンド社 / ダイヤモンド社 /
フレームワーク
これまでの自己啓発書を集めて効率的に実現できるようにフレームワーク化した書籍です。
ベースの思想は「思考は現実化する」「夢は手帳に書くことで実現する」「引き寄せの法則」などで、それをマンダラート的なフレームワークで表現しています。形としてはマインドマップ的なのですが発想といいますかまとめ方はマンダラート的です。中心に叶えたい夢をプロジェクト名 として書き、その周りに5種類の要素を記録していきます。5種類とは以下の通りです。
目標…プロジェクトを実現するための具体的な数値目標と達成時期
活動…必要なアウトプット、行動計画、アクション
基板…インプット。セミナー参加やトレーニング、勉強、読書、ダイエットなど自分自身への働きかけ
収穫…プロジェクト達成後にご褒美として欲しいもの、手に入れたいもの(年収、時計などのアイテム、クルマ、旅行、資格や役職、自信や周囲からの評価など)
人脈…プロジェクトの実現に欠かせない協力者たちの実名(条件でもOK:肩書や◯◯な能力を持った人など)
上記5要素をそれぞれ5項目ずつ、計25個を考えることで、本書が提唱している倍速実現マップが完成します。結局のところ成功実現のためのフレームワークなのでこれら5要素の大切さをわかっているという方はこのレビューだけで(本書を読まなくても)夢への最短距離を進むことができると思います。
発想とまとめ方はすばらしいので星5つですが、書籍の中身はこれら5要素の説明、倍速実現マップの書き方、記載例、成功例などが書かれており私の場合は特に必要ない内容でした。普段自己啓発書やタイムマネージメントなどの書籍を読んでおられる方であれば本書は冗長に感じられると思います。そうでない方は本書1冊でかなり人生の役に立つ内容ではないでしょうか。
まあ、最後まで読んでは見るが・・・
ざっと見ていると、ちょっとひっかかる表現があった。
人にはまだ「実現に無理がある時点でも」、将来こうしたい、なりたいという「夢」と呼べるものがある。
しかし著者は、それを「妄想」と呼んでいることがあった。 本人にしてみれば、考えがあって言ったのだろうが、それでもどうしてもムカッと来てしまう表現だった。
彼の言う「妄想」は、夢見た本人によって見事に叶えられた様だが、実現のきっかけは、言って見れば「誰しもがいずれは試みる、勇気をもってする自発的行動」によるものにほかならず、それなら何も倍速実現マップなどいらないということになってしまう。
願わくば、何らかの理由で行動をためらう者にも、「自然に」行動し実現に至るのに役立つアイテムであってくれればよかったのだが・・・
技術開発のテーマ企画書作成にも使えます
実際の技術開発テーマ企画書作成に使ってみました。具体的には、「目標」「活
動」「基盤」「収穫」「人脈」の5要素のうち、「活動」を「開発項目」、「基盤」
を「基盤技術」、「収穫」を「成果」、「人脈」を「人材プロ」に置き換えてExcel
でマップを作りました。最初は技術開発系には不向きなのではと思っていました
が、実際にやってみると、自然に5つの項目が埋まって行き、考えていたよりも短
時間で、開発の骨子を作ることができました。作成したマップをベースにして開発
チームのメンバーと一緒に開発企画書を作成し、プレゼンを行った結果、社内の開
発プロジェクトとして承認されました。
シンプルさに力を感じる、お手軽なストラテジー・ソリューション
「紙に実現したい夢や目標を書くと良い!」
・・・という話はここ数年、自己啓発を少しでもかじった人ならばどこかで知る1つのルールだろう。
そして最近では「紙に目標を書くな」といったアンチテーゼまで出てきて、「夢や目標を紙に書くか否か」といった、どちらでもいいようなくだらない争いまで生まれている。
このマップは、それらとは無縁だ。
なぜなら、この紙に書くのは目標達成のための「戦略と戦術」だからである。
何のリソースが足りないのか、何に取り組むべきか、
目標だけでなく、そういったものをシンプルな形に落とし込める。
マップだから一目瞭然。視覚的にも分かりやすい。
シンプルだから使いやすい。
使いやすいから、ちょっとしたスキマ時間で使う。
大きな軸=本分を定めるソリューションとして、
この手法をお奨めしたい。
目次習慣
はじめに 「穴埋めする」だけで、夢や目標が猛スピードで実現する!
第1章 夢や目標が、動画のように動き出す
・思ったことは現実になる!
・夢や目標が、動画のように動き出す
書いたその日から、ステージが変わる
・マップへの穴埋めは、目標にピントを合わせる作業
・5×5が加速実現のカギ
・特に目標はないけれど……という人でも大丈夫!
・とりあえず、「年収1000万円」と書いてみる
・成功は必然的にもたらされる
・右脳と左脳を総動員する
・成功者だけが知っている「物事の考え方」
・倍速実現マップで人生の棚卸し
第2章 空白にも意味がある! 25マスの法則
・倍速実現マップで成功する4つのポイント
・バランスが整えば、子どもの頃の夢もかなう!
・苦手を克服できれば、妄想も現実に変えられる
・強くイメージすることが、現実を引き寄せる
・「掛け算思考」でチャンスをつかめ!
・掛け算思考は、プラス思考で倍増する
・書けなければ空欄でOK。空白にも意味がある
・他力本願から自力へ。そして倍増の世界へ
第3章 5×5の穴埋めで、成功を引き寄せる
・25マスの穴埋めは、「自分に質問をする」ということ
・マップの中央に、かなえたい【プロジェクト名】をつけよう
・3年以内に達成したいことを書いてみる
・実現までのスケジュールを5段階に。【目標】を書く
・実現後の「ごほうび」、【収穫】を書く
・実現イメージを脳に焼きつける、イメージング・シャッター・チャンス
具体的なアウトプットは? 【活動】を書く
・何をインプットすべきか? 【基盤】を書く
・実は意外とむずかしい、【人脈】を書く
・25マスの穴埋め完了! ようこそスタートラインへ
第4章 「収穫」と「人脈」が加速実現のカギ
・マップの穴埋めで、自分の考え方のクセやパターンがわかる
みんな【収穫】と【人脈】が苦手だった!
・収穫なんて「いらない」と思っている人へ
・【収穫】とは、誰かと喜びを分かち合う感謝祭
・人づき合いが苦手でも、人脈は築いていける
・古いものを捨てると、新しい何かに出会う
・必要な人にめぐり合うのは、必然の流れ
第5章 バランスをチェックするだけで、達成度が100%に近づく
・5つのバランスが整えば、急速に動き出す
・5つの要素には、「木火土金水」の法則がある
・互いを育み、生かし合う「相生」の関係
・互いに競い、奪い合う「相克」の関係
・1つ先の要素との、バランスと関係性を見る
・トラブルを未然に防ぐ、転ばぬ先のマップ
・マップがあなたの苦手を克服してくれる!
第6章 思考が変われば、5倍、10倍の夢もかなう!
・倍速実現マップで、思考のリミッターをはずす
・5倍、10倍の目標だってかなえられる!
・倍速実現マップをブログにアップしよう
・倍速実現マップで、もっと自分が好きになる
・1年を振り返って、「アフター」マップを書いてみよう
私の自己啓発法
/ 講談社 / 講談社 /
成功者から何かを…
本書は、小社刊ライフカルチェアシリーズ「ビジネスマンの戦略戦術」
「現代文章作法」「プランニングデスク」所収のコラムに加筆・訂正
願ったものをテーマ別に再編集したものです。有名な42人の方の自己啓発法が掲載されています。
成功されている方ばかりです。
一つでも自分に合ったものをみつけていければ良いのではないでしょうか。
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